少し前になりますが、あんさんぶるスターズ‼Edenクライマックスイベント「楽園へ*無垢なる望みのアブソリュート」がありました。
このブログでは、そのイベントに関して
かなり偏った感想を綴っていこうかと思います。ホントにめちゃめちゃ視点が偏っていますし、苦言めいた箇所もあります。また、ネタバレ全開で、セリフでは名言されなかったあることについて書いておりますので、その辺りも含め、広いお心で読める方のみ、駄文を見て頂ければと思います。
正直言うと、Edenのクライベは、もしかするとES二年度目に繋がるような重大な話を繋げてくる?と構えていましたが、基本的には「乱凪砂とは」「クライベ全般のテーマである”ほんもののアイドル”」について描かれていたかと思います。”ほんもののアイドル”については、Ra*bitsイベで「ブレずにアイドルでいる覚悟と強かさ」、UNDEADイベで「生身のアイドルがAIに取って変わられる危機感」など、様々なアプローチで語られていました。
今回、凪砂がセンターであるということで、明言はされませんでしたがある事実が提示されました。
乱凪砂はデザインベビーとして生まれた。
という可能性です。
その場合、おそらくゴッドファーザーによって、究極のアイドルを生み出すために、まず生体から造られたのではないかと思います。だから、産みの両親の影もなく、秘密裏に育てられていたという点に合点がいきます。
私が凪砂をすごいと思う点は、彼に一切の悲壮感がないところです。常に前を向き、知識を欲しがり、新しいことを欲しがる。愛も情も生きる中で学んでいく。夢ノ咲では傷ついたこともあったでしょうが、それでも膝を折ることはせずに日和の手を取って歩き出した。その姿勢はEdenとなった今も変わることはなく。
生まれながらに宿命づけられた本物のアイドル。
乱凪砂を言い表わすならそうなるのかもしれません。
今回のイベントでもう一つ注目すべき点は、私的には茨とゲパにゃん(劇中参照w)でした。
一年前のバレンタインイベでもその雰囲気はありましたが、今回明確に本人から発言がありました。
凪砂に危機があった時、気持ちが動いたのはもうビジネスパートナーであるという枠だけではないと。
ユニット仲間ではあるが友達と呼べない、しかし希薄な関係ではない。奪われるのは許せない。
今なら日和の言う"家族"という言葉、その意味が茨の腑に落ちるのではないかと…。
一方、ゲートキーパーの心情が見えたのも、このイベントで特筆すべきことでした。
間違いなく彼は、茨を甥、家族と認識しています。
あくまで推測ですが、茨の生い立ちや生き方を見て、自分と重なり共感できたことが一因では、と思っています。また、ゲートキーパー自身、今まで基本的に孤独に生きてきて、出来ることのなかった"家族"というカテゴリーを茨に当て嵌めることができたと思ったのではないでしょうか。
惜しい点は、凪砂と茨に費やされたボリュームが大きかったためか、日和とジュンの扱いがキャラのテンプレートを出して動かしておく、それのみで終わった感が否めない部分です。
しかし、凪砂がEdenに感じる絆、茨にとって凪砂とはEdenとは何か、がハッキリ分かったイベントでした。完璧なパフォーマンスと存在感で業界のトップを走りながら、でもメンバー間の関係性はまだまだ発展途上な4人。
ほんもののアイドル、でありながら、ほんもののアイドルをまだまだ目指す。Edenが導く楽園の扉は、まだ開かれたばかりです。