2-D男子沼生息中

主に2次元男子について密かに語ります

4piece VS GLADIATOR考察所感 後編 漣ジュンの七日間戦争

前編は茨主体で進めておりましたので、後半はジュン主体のブログとなります。

こちらもネタバレ全開です。また、筆者の最推しであるゆえに、思い入れや解釈が独特になるかもしれません。ネタバレを知りたくない、共感できないものを読んだら不快になる、などありましたら、お読みになることをお勧めしません。特に地雷はないので他の人の見方も知りたいなって方はよかったらご一読ください。

 

1.漣ジュンの炎上

ジュンがサンダーボルトからソロでのオファーを受けた際、海外へ向けてのソロデビューと聞いて浮足立ったことをモノローグで話しています。彼はオファーを受ける決断ではなく、オファーを受けられる自分であるのか先ずは確認したかった、というのがあったと思われます。ただ、

・いまはまだEdenで高みを目指せる

・おひいさんに義理がある

といった思いが、見ているP側には「Edenは踏み台なのか」「日和への義理立てのためにいる、つまりユニット愛はないのか」と感じてしまえます。SNSでマイナスの空気が漂った一因が、ここにあります。

また、自分で話すタイミングを決めていた為におそらく”隠している”という自覚は薄かったと思われますが、自身へのオファーについて先に他者から茨が知るという悪手になりました。同じユニットメンバーの大事な話を本人ではなく他人から聞かされる残酷さが悪目立ちし、茨のこれまでの歩みやイベント「ソリッドステージ」での関係性等から、ジュンの考え方や行動に嫌悪感を覚えるPが多かったように思います。

 

2.漣ジュンの回顧

ただ、ここで改めてEdenにおける漣ジュン、そして彼のこれまでを振り返ってみると、この彼の言動はごく自然なものであったとも思うのです。

ジュンの箱イベ「雲散らすソリッドステージ」を読んだ方はご記憶かと思いますが、Edenでのジュンの立ち位置は、基本的に目立たない方、コンビ芸人でよく言われる「じゃない方」にあり、彼は苦悩していました。また、時折垣間見られるEden4人の会話でも、意見等を求められることが少なく、あってもあまり有用な発言をしない子、的な扱いを受けていた感じがあります。メインスト第2部でも、凪砂を巡る話で彼だけ蚊帳の外、といった印象でした。

誤解を恐れずに言えば、凪砂・日和・茨は、ジュンに対して悪意のない疎外をしていた部分があるのです。(勿論、余計なことを考えさせたくない&巻き込みたくないという配慮ゆえ、ではあるのですが)

しかし、ジュンは特別不貞腐れることなく、ハイハイと受け流し、過ごしていました。ただ、ジュンは、そしておそらく見ているこちら側もある程度、Edenでの関係性において、彼の立ち位置がヒエラルキーの下であるという認識が生まれたように思います。

軽口かつ発破をかけるつもりだろう日和の「できなかったらできる子に替える」や、茨のあまり評価しない風の褒め方など、受け取るには微妙な発言も多くありました。彼らなりの親愛の情をもってジュンに接していたにしても、何とはなく、ジュンがユニットの中でも下の立ち位置、という妙な認識が、本人達やEdenPへも薄っすらと存在していたと思うのです。

その認識は、決してジュンを貶める意味ではなく、あくまで「そういう立ち位置」としてあっただけにすぎません。ただ、この認識があったために、ジュンが「Edenの漣ジュン」以前に「漣ジュン個人」のスキル向上を無意識に重要視していたとしても不思議ではありません。

 

3.漣ジュンの本懐

では、ジュンは一体どうしたいのか。

実は彼の願いは一貫しています。シンプルに、誰よりもすごいアイドルになること、です。父親を、佐賀美陣を超えるアイドルになることです。当初は復讐めいていましたが、今はただ純粋にそう願っています。

そして、優しく思いやりのある彼ですが、反面日和とは違ったドライさを持っています。日和は生きることにおいてリアリストですが、ジュンは行動においてリアルでドライです。今回、コズプロでEdenとしてアイドル活動を行うことと、海外でアーティスト活動を行うのは別、と位置付けています。筆者はこの点で少し驚きました。そこを割り切って考えたのか、と。結構ドライなのだな、と。おそらく、メンバーへの愛や情と、自分の全うする行動への考え方は繋がっているようで別なのです。ここまで考えて、漸く茨や日和に何も言わなかった(言うべきタイミングを測っていた)ことが少し腑に落ちました。きっと茨もジュンのそんな本質を察し、最終的に怒りを収めたのでしょう。

 

4.漣ジュンの今後

とはいえ、2025年1月初め現在、4pieceを経て彼がメンバーにどのような話をするのか(したのか)は全く分かりません。本人はどうやら何かを決めたようですが、それが

・Edenに籍を置きつつ海外でのソロ活動を始める

・海外への話もあったが一先ずEdenで頑張る

・Edenを脱退し、ソロに移る

…の、どれになるかがさっぱりわからないのです。

現時点で濃厚なのは、Knightsの例もあるため一つ目になると考えますが…。

筆者個人は、彼がどんな未来を選んだとしても、応援する所存ではあります。

4pieceでのジュンの活躍自体は、清々しいまでに少年漫画を地で行くヒーローっぷりで、以前ツアイベで一緒だった千秋先輩の影響はそんなに強かったのか!?と思うほどでした。みんなが大好きな漣ジュン、が見られた内容だったのではないでしょうか。

ただ、4pieceの最終結果、確かに総合点では日和に勝ちましたが個人点では勝っていません。そこは自覚してほしいと思っています(現時点でその描写がないので)。